バスパワーに注意!USB3.0インターフェースExpressCard

これは便利!USB3.0ExpressCard

主にノートPCをUSB3.0に対応させるためのExpressCard用インターフェースカードというものがあります。価格も手頃ですし既存のノートPCに高速I/Fを追加できるのでPC自体の買い替えも不要です。

しかしこのI/Fカード、外付けポータブルHDDなどを接続する際には重要な注意点があります。それはバスパワー、つまり、使える電力です。

ポータブルHDDなどは外部電源を必要としない「バスパワー」動作のものがありますが、ExpressCardを使用する場合、電力に限りがあるので電力不足となってしまい、正しく動作しないケースがあります。
たとえばExpressCardとポータブルHDDを使えば安価に高速HDDを接続できるように思えるのですが、いざ購入してから動かないとなると無駄な出費となってしまいます。

このような接続方法で機器を利用したい場合は、バスパワーだけでなく別途外部からの電源を使える(セルフパワー・バッテリーパワー)HDD等を選んでおくほうが安心です。

既に動かないという状況に陥ってしまったら

もう既にそのような組み合わせの機器を購入してしまっている、動かなくて困っている、という場合、少々コストが掛かってしまいますが、セルフパワー対応のUSBケーブルやUSBハブを追加したり、外部電源対応のHDDケースに入れ替えたりして対処することができます。

 

私の使っているアイ・オー・データUS3-2EXC。
ExpressCardスロットは大きな電力が取れないので接続する機器に注意が必要です。

ポータブルHDDなど別途電源が必要なものに対応するケーブルの例。
二股になっているACアダプタから電力を供給することでバスパワーを補助します。

セルフパワー対応のUSB3.0ハブの例。
ケーブルとの違いは複数の機器を接続できることです。また大電力対応製品は、消費電力の大きい機器や複数のHDDを動かすこともできます。

最終更新:2013年12月23日